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辻村 憲雄
Isotope News, (768), p.38 - 39, 2020/04
195060年代の大気圏中核実験に関連して我が国で観測された雨水中全放射能について、その最大観測がなされた時期について解説する。
松永 武; 天野 光; 上野 隆; 柳瀬 信之; 小林 義威
Journal of Environmental Radioactivity, 26, p.3 - 17, 1995/00
被引用回数:16 パーセンタイル:48.83(Environmental Sciences)原子力施設から大気中に放出された放射能の長期的な環境中挙動の研究の1つとして、大気から地表に降下したそれらの放射能が河川を経てどのように流出するのかを明らかにする目的で、茨城県久慈川において河川水中の大気起因Pb及びBeの流出挙動を研究した。その結果、久慈川においては、PbとBeともに、その年間移行量の90%以上を懸濁態が占めることが分かり、核種移行における河川水懸濁物の重要な役割を明らかにすることができた。さらに、東海村で測定したPbとBeの年間降下量と移行量からPbの流域地表における平均滞留時間を求めると約800年となった。他地域での報告値と比較すると、この値には年間降水量や流域地形の差異が反映していると考えられ、河川水懸濁物と核種の移行挙動との密接な関係が、この解析によっても明らかになった。
上野 隆; 天野 光; 小林 義威
保健物理, 29(1), p.17 - 22, 1994/03
放射性核種と安定元素の環境中における移行挙動の関連を調べるため、降下物中の安定元素を放射化定量し、降下量の変化等を調査した。その結果次のことが明らかになった。(1)1984年から1990年の春先の降下量は、1989年のCoの高い降下量の観測以外に、きわだった経年変化は認められなかった。(2)Na,Cl,Brのグループ及びAl,Sc,V,Fe等のグループ内では降下量に相関がみられた。(3)Al,Sc,V,Fe等の降下量は、12月から4月に多く6月から10月に少く、Na,Cl,Brは、3月から8月に多く12月から2月に少い傾向を示した。これらの月変化は、東海村の卓越風と関係があると考えられる。(4)水盤によるCsの降下量の測定のうち土壌再浮遊の影響を見積り、この値の降下量に対する割合の変化を調べた。その経年変化は、大気圏内核実験が多かった1970年代には低く、1980年代から徐々に高くなっている。
笠井 篤; 今井 利夫; 関根 敬一
Health Physics, 46(1), p.214 - 217, 1984/00
核爆発実験によって生じたフォールアウトプルトニウムの東海村における大気中濃度と降下量を1975年から連続して測定している。そのデータをまとめ、プルトニウムの大気中濃度と降下量の季節変動を明らかにした。また1960年代前半にさかのぼって、Sr大気中濃度からプルトニウム濃度を推定した。一方それらの大気中のプルトニウム濃度から人の呼吸によって与える被曝線量を2000年までの線量預託として推定した。
天野 光; 笠井 篤
保健物理, 16(2), p.99 - 103, 1981/00
宇宙線生成核種であるBeの地表面大気中濃度および降下量を1975年5月~1977年12月の間東海村において測定し、結果を考察した。 東海村における地表面大気中Be濃度は、観測した期間でほぼ(0.5~2.0)10pCi/mの範囲であった。Be降下量の変動は大きく〔0.03(検出限界)~12〕10pCi/mで、どちらもフォールアウト各種とは必ずしも同じではない季節変動が観測された。Be降下量は雨量に大きく依存することが明らかとなった。また雨水中Be濃度は、観測した期間1976年9月~1977年2月で9.2~190pCi/lの範囲であった。